美空ひばりのジャズはいいよ

知世様が出演しているノエビア505のCMで流れてる美空ひばりの「魅惑のワルツ」が以前から気になってたんですが、やっと購入。偉大なる歌謡界の女王でございます。昔はひばりにあんまり興味はなかったんですが、ここ数年非常に気になる存在となってました。




きっかけはこの『JAZZ＆STANDARDS』というCD。文字通りJAZZやスタンダードな名曲をひばりが歌ったものが収録されているわけなのですが、とにかくスゴイの一言。なんだろう、ジャズナンバーでのスウィング感といいリズム感といいまさに"天才"という言葉がふさわしい楽曲の数々。



このCDには原曲のまま英語で歌われたものもあれば日本語訳を付けたものもあるのですが、英語の発音は日本人特有のカタカナ英語は全く感じられず(まつゆうは英語が苦手なので実際のところ発音がいいのかはわからないのですが……)メロディーに自然に乗っている感じを受けます。でも彼女、英語は全く話せなかったとか。以前、彼女は"耳"で聞いたものを忠実に再現する能力に秀でていたという話しを聞いたことがあります。

収録されている曲はジャズナンバーなので今でも色褪せることなく聞くことができる素晴らしいアルバムだと思うのであります。今活躍してる"歌姫"と呼ばれる"自称"アーティストたちが果たしてここまで歌いこなすことが出来るのかと考えた時に一人として思い浮かばないもんなぁ……。あっ、ドリカムの美和ちゃんがソロで出した『beauty and harmony』を初めて聴いた時にも似たような印象を受けたなぁ。



美空ひばりのJAZZシリーズは何枚かCDがリリースされてるんですが、個人的には美空ひばりをリアルタイムで観てきたファンの人たちよりも若い世代の人たちにお勧めしたい。これが"歌姫"なのだと。